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我々は如何にして成熟から逃れ得るのだろうか。


ベルイマン『第七の封印』を鑑賞する。パゾリーニ「生の三部作」も想起したのだが、この瑞々しい野蛮。対象的に、退廃していく文明社会。その対比が、美しく、醜悪に、シリアスに、コミカルに描かれる。旅芸人の夫婦が「黒い奴」について、野卑た歌を聴かせていると、それを掻き消すようにして鳴らされる恐ろしい予言。こうして、黒死病と宗教弾圧は、芥のように人々の世を汚していく

死神とチェスを打つことで、生を長引かせている主人公の騎士。長引いた生の終わりが来る時に旅芸人夫婦が目にする光景は、あの主人が生と死の狭間を見て、なおかつ生=野蛮に回帰したことを示唆しているように見えた。


みんな観たと思う。『終王ノブ』。心の底から笑った。昔の松本人志のお笑いって、こういうお笑いだったよね。ランジャタイを筆頭に、『がんばれ地上波!』チームの新作を心よりお待ちしています。

MCATM

@mcatm

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