お嬢さんパク・チャヌク最新作

2017-03-04 04:33


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2017年、パク・チャヌク最新作『お嬢さん』。たまたま時間があったので…というか、金曜日恒例深夜の映画館にて、初日に観てきました。

ナ・ホンジン『哭声/コクソン』や、Netflixでもポン・ジュノ新作が公開予定だったり、今年は、最近ちょっと(ちょっとね)元気のなかった韓国映画の注目作が次々に公開されるのだが、その先陣を切るのがパク・チャヌクによる本作。奇才の多い韓国映画界でもかなり特殊な作家性を持った監督で、特に傑作『渇き』以降、「何がどうなってこういう発想に行き着くんだろう…」と食べてるものが違うのかと不安になるほどオリジナルで、ミステリーとしての濃度も高い作品の作り手である。今回も英国のミステリー作家サラ・ウォーターズの『荊の城』(未読っす…)が原作ということもあり、特にそのミステリー要素が濃く現れている作品となっている。

Book荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)東京創元社

Book荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)東京創元社

『イノセント・ガーデン』では初のハリウッド制作ということもあったのか控えめだったエロティックなモチーフもふんだんに散りばめられ、直接的な描写もかなりえげつないことになっているんですが、本作は物語だ、物語!「第一部」にあたる序盤は大きな山もないまま延々と状況説明が続くので、割と退屈に思えるのだが、体感一時間ほどで終了する第一部の終盤からラストまで、序盤のもやもやや伏線も片っ端から解消され、瞬きするのも忘れるほどの超展開を見せていく。(後から考えると、序盤の状況説明部分、ちょっとコナン・ドイル『ぶな屋敷』を思わせることも無くはない)

なるべく情報は遮断して観に行ったほうが良い作品であることは間違いないので、あまり何も書かずに、ただ「観たぞ、お前も観ろよ」という意味も込めて公開することにします。ミステリー好きで、エロティックなモチーフに抵抗が無い方であれば、不慮のネタバレに出くわす前に、各自観に行ってくださいね!

DVDイノセント・ガーデン [Blu-ray]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

Movieオールド・ボーイ (字幕版)


    Writer
    mcatm
    Date
    2017-03-04 04:33:23
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