【3回戦全ネタ】オニイチャン/ぺ/たらちね
明らかにググラビリティが低すぎるコンビ名「ぺ」(もう、カタカナなのかひらがななのかもわからない)。たらちねって、高学歴ネタの人っすよね?ただただ嫌味な感じがするだけで苦手だったんすけど、こういうネタなら楽しめると思いました。
【3回戦全ネタ】瞬間クレシェンド/フロウフシ/おてふきパンプキン
全く知らなかったけど、おてふきパンプキンが割とよかった。ネタ次第では飛躍もあるのかもしれんと思う。
【3回戦全ネタ】きんぴか。/しゅんすけ/フミ
歌上手い人と、普通のツッコミの組み合わせ。きんぴか。が途中から爆発していた。ツッコミが上手いタイプの漫才。キャタピラーズ好きだったのでしゅんすけ頑張って欲しかったんだけど、最初っから負け戦気味のネタだったので残念。
【3回戦全ネタ】たくろう/三遊間/ヤングタウン
いつも通りたくろうは最高に面白い。いつも通りなのであんまり言うことない組ってたくさんいるけど、俺はすごく好きだ。この掛け合いの技は、他とは一線を画していると思うが、それもずーっとそうだ。三遊間は次の大阪漫才の主役の一組という認識のまま。すごく低温だったヤングタウン。
【3回戦全ネタ】ぎょうぶ/タイムキーパー/空前メテオ
もっとネタ面白くあって欲しいぎょうぶ。漫才に求められてるカタルシスを感じられなかったタイムキーパー。あれは、右の人が極端に面白い、という変なバランス。通常は左の人もちゃんと面白いのを、『深夜のハチミツ』過去回で確認済み。「お前、今日も太ってるね」は、昨日観たタチマチの「首とかは辞めた?」には及ばず。
さて、空前メテオ。落ちたので何かあったのかと訝っていたので すが、いつも通り最高に面白いパティシエのネタ(ytv漫才新人賞の時もこれでしたっけ)。技術的に何か難があるのかもしれないんだけど、専門家ではないのであんまわからず、ネタはこの人たちにしか作れないものなので、何の問題もないと思います。「何で合ってくんねん?」。素晴らしいです。
ぐろうvs空前メテオの件
ytv漫才新人賞観てた。去年のM-1三回戦動画観てる時、明らかに流れが変わってきてて…って話を、人と話したり、ThreadsとかTwitterに書いてたりしてたんだけど、凄まじいスピードでそれが現実のものになってきてて震えてる。明らかに加速してる。ぐろうvs空前メテオの件です。その二組が、同期で仲良いのも初めて知った。
要は、所謂カッコ付きの「第七世代」が「新世代」としてお笑い界を席巻するターンがきちんと落ち着いて、既に次の世代がウォームアップ完了、臨戦態勢になっているという話。なので基本的に、今うかうかしている人たちは、うかうかしたままだと取り残されるので、新しいフォームやらルールを身に着けていく必要があるのではないか。
その中でも色々な層があると思うんだけど、銀兵衛のレガシーを受け継いでか知らずにかはわからないが、極度な「私的理屈」を暴力的にぶん回すタイプの人たちとして、西のぐろう、東の豆鉄砲(去年の進化には目を見張った)がいるであろう、と。ただし、ぐろうがあまりに完成されているので見落としがちだが、この分野では空前メテオが一番革新的だぞ、とか。そういうことを思ってたという、そういう次第です。東には、イチゴもいるので忘れないでいたい。
ちなみに、もう一方で意識しているのが「新・正統派」というか、現代的な漫才のテクニック(特にツッコミ)をしっかりと身に付けていながら、所謂正統派の手触りを維持している人たち。これも東西あって、西は三遊間、東は金魚番長のことを意識してます。世代で言うとズレるが、オズワルドとかエバースとかひつじねいりがこの辺とガチの殴り合いをしていくのが直近の未来なんだろうなあ。ワクワクしています。
ということで、空前メテオ優勝おめでとうございます!