今日はやるぞ、と決めていたので、朝から『ドラクエ3』を頑張って、昼頃にゾーマを倒した。クリア後の展開は、少し一息ついてからと思って。レベル上げが無性にやりたくなるあれ。あの状態がいずれ来るに違いないと思ってるから。
毎日のレコーディング。昨日は4トラックで一曲録り終えたが、よく考えたらそんなことしている場合じゃないぞ、と夜中に思い、今日。結局、バンジョーを録音してた。自分が今やらなければいけないことと、それを邪魔する自分、というのが今のレコーディングのテーマでもある。完璧に混乱した状態のまま、録音は袋小路に向かって快調に進んでいる。
夜に、こたけ正義感『弁論』を視聴する。弁護士業界や、法律の勉強を題材にした小気味良い漫談として、「60分もこの調子で。よくできてるよねー」みたいなヘラヘラとした態度で観ていたら、後半で様子が変わる。ここまでシリアスな題材を扱っていながら、笑いが絶えないという、このバランス感覚。よく考えたら、「副業:お笑い」タイプの芸人として舐めてかかると、い つも良い意味で裏切ってくるこたけ正義感。その見事なバランス感覚で、お笑いも社会性も成立させてみせるスキルは、ここに結実している。15日まで無料公開なので、観ておくと良いですよ。かっこよかった。
楽しみにしていた『新春ツッコミ芸人総会2024』、全然楽しくなかった。あれだけの芸人が集まって、「いくらの時計つけてる」とか「いくらの家建てた」とか「レギュラー何本増えた」などの話題に終始しており、今一番必要ない「業界の話」とその場その場のリアクションしか展開しなかったから。何のために、俺が、芸人の、稼ぎの話を聞かなければならないのか。
家族で『インサイド・ヘッド2』を観ながら、クリスマス。鶏の丸焼きを食べながら、これは教育映画だわい、との認識を得た。その後、一人で『HOW TO HAVE SEX』を観たのだが、これがざっくり言うとほぼ同じシチュエーションで、そんなつもりはな かったのでびっくりした。どちらも思春期に、他人と自分との相対的な距離感を理解してしまう時の物語。重低音の享楽が「効かなく」なるタイミングで、リゾート地の明け方、ストリートにはゴミが散らばっている。
自分の間抜けさもあってひどくバッド入ってしまった月曜日。仕事でも失敗してしまって、時間をロスしてしまったが、無理矢理元気な雰囲気出していったら、自分の脳も騙されてきて、夜には少し立ち直った。
『漫才過剰考察』はどこかで読もうと思っているんだが、高比良くるまのインタビュー読んでて、メモ程度でもお笑いについて書いたものを公にするのは止めようと思った。お笑い業界の「批評恐怖症」についてすごく思うことはあったんだけど、去年、芸人が大量に出ているお笑い考察本が出版されているのを見て、まあ有り体に言えば「素人は黙ってろ」ってことなんだろ思った。くるまインタビューは、正直何言ってるんだか全然わからない矛盾だらけ の話だったけど(そもそも過剰に考察したものを見て、考察止めて欲しい、って流石に無理がありすぎない?)、ただ強烈な「素人は黙ってろ」の意志は受け取った。ので、黙ってようと思った。M-1三回戦メモも更新しないし、今年の動画が消されたら非表示にします。お笑いの話はクローズドでしかやらないことにしました。ちなみに、高比良くるまは嫌いじゃないです。
世界中で「素人は黙ってろ」の意志表示がなされている。昨日、兵庫県知事選挙の話を書いたんだけど、トランプ再選についてもそう。「素人は黙ってろ」「バカは口を開けて餌を待て」「勝ち組に乗れ」というメッセージの中、「黙らん!」と意思表示するのにはパワーが必要。そのパワーを、SNSに搾取されるのはごめんだと、行動指針を改めた日になりました。
夜は『ゴッズ・オウン・カントリー』を観て、深く感動した。映画にも「素人は黙ってろ」の波が押し寄せたら嫌だなー、と思った。