ガッポリ建設の出た『ザ・ノンフィクション』観たよ。誇大妄想的、利己主義で怠惰、という生きづらさを抱え、色んな人に迷惑をかけながら図々しく生きていくクズ、という建て付けで観ると邪悪なエンターテイメントとして楽しめるのだが、俺は結婚してなかったらこの人に近い生活だったんだろうな…と異なる世界線の自分に想いを馳せてしまう。一緒に見ていたむすこに、この人の何がダメなのか、を解説しつつ、「クズだったとしても、自分の好きなことに夢中な人は、それでも魅力があったりするんだよ」ということも教えた。この人がダメなのは、怠惰に負けて、好きなこと(お笑い)にもきちんと向き合えてないところだよ、と思った。
Mk.gee - Rockman
最初はGotye的な「Stingの擬似息子」な側面もあって「おや?」と耳を傾けたんだけど、今時ここまで真正面から「ギター」なる楽器に向き合った音源も珍しいなーと思った。この映像見ても、発想としては極めてミニマムな構成で、宅録の風情が漂っていてとても良い。シンプルだけど歌詞も良いと思った。Frank Oceanが取り上げていた1stアルバムの頃は、そこまでの特異性はなく、ただ良い密室R&Bって感じだったのだが。
最近、十九人の動画を追っている関係で、ニューヨークチャンネル観てたら、やっぱニューヨークすごいんじゃないかと思い始めた。
前にカナメちゃん村にゲストとして来た時にも思ったんだけど、屋敷はゲストを通して自分の話をしたりとか、そういう種類の邪念が感じられず、本当に目の前の人に興味を 持っているのが伝わってくる。その辺が良いんだろうなー。結果として、ゲストで来た人たちがみんな魅力的に見える。
観た中だと、このスパイクの回(松浦さんでもう一度大ハネする予感した)とか、植田が一人陸で溺れそうになっているオダウエダの回、凄まじい努力家の一面が興味深いみなみかわの回が好きでした。
嶋佐はいつもかわいいです。
「ずっと応援してました!」と言うには、あまりにネタの精度低く てテンション落ちてた時期もあったし、いつもながら「良いファン」とは言い難いんですけど、基本すごく好きなコンビなので嬉しかったです。にぼしいわし、The W優勝。俺はずっといわしさんにベース弾いてもらいたいと思ってたんですけど、流石にもう無理そう!めでたいことです。
一本目、全体的に低調で、にぼしいわしの「なんきんの天ぷら」、忠犬立ハチ高の「いつ潤?」ぐらいしか会場が爆発しなかった印象。なんだけど、なんだかんだで決戦三組はみな完成度高かった。にぼしいわしが漫才二本で攻めたのも痺れたけど、忠犬立ハチ高が二本目漫才だったのも同じぐらいグッときた。格好良い。にしても、忠犬立ハチ高は、完全にジャイアントキリングの可能性を匂わせながら、主人公のオーラをまとってた。一気に売れると思いました。
自分の間抜けさもあってひどくバッド入ってしまった月曜日。仕事でも失敗してしまって、時間をロスしてしまったが、無理矢理元気な雰囲気出していったら、自分の脳も騙されてきて、夜には少し立ち直った。
『漫才過剰考察』はどこかで読もうと思っているんだが、高比良くるまのインタビュー読んでて、メモ程度でもお笑いについて書いたものを公にするのは止めようと思った。お笑い業界の「批評恐怖症」についてすごく思うことはあったんだけど、去年、芸人が大量に出ているお笑い考察本が出版されているのを見て、まあ有 り体に言えば「素人は黙ってろ」ってことなんだろ思った。くるまインタビューは、正直何言ってるんだか全然わからない矛盾だらけの話だったけど(そもそも過剰に考察したものを見て、考察止めて欲しい、って流石に無理がありすぎない?)、ただ強烈な「素人は黙ってろ」の意志は受け取った。ので、黙ってようと思った。M-1三回戦メモも更新しないし、今年の動画が消されたら非表示にします。お笑いの話はクローズドでしかやらないことにしました。ちなみに、高比良くるまは嫌いじゃないです。
世界中で「素人は黙ってろ」の意志表示がなされている。昨日、兵庫県知事選挙の話を書いたんだけど、トランプ再選についてもそう。「素人は黙ってろ」「バカは口を開けて餌を待て」「勝ち組に乗れ」というメッセージの中、「黙らん!」と意思表示するのにはパワーが必要。そのパワーを、SNSに搾取されるのはごめんだと、行動指針を改めた日になりました。
夜は『ゴッズ・オウン・カントリー』を観て、深く感動した。映画にも「素人は黙ってろ」の波が押し寄せたら嫌だなー、と思った。