朝から打ち合わせとレビュー会。昼食時にドラマ版『フォールアウト』完走。俺の大好きなあの世界が再現されていて、ケチのつけようない傑作。終わろうと思えば終わらせられたぐらいの勢いでラストで締めてきたのが凄い。が、シーズン2はNew Vegasですね、みなさん！チャリに乗って出社。途中で元同僚とバッタリ遭ったので少しお喋り。オフィスに着いたらすぐに採用周りで打ち合わせ3件。イシューを一つやっつけてから早めに渋谷へ。

ヒューマントラストシネマ渋谷でニナ・メンケス『クイーン・オブ・ダイヤモンド』。観ている最中は「これは、何のつもり…なのだろう…」と当惑したが、終演後に反芻すればするほど、傑出した作品であるという実感が湧いてきた。傑出してる。ナラティブが決定的に欠落しているのに、特異点のような出来事が編集によって露出させられて、観客はただただ不安になる。感情がかき乱されているのに、画面上何も起こっておらず、死んだような気持ちになる。『ジャンヌ・ディエルマン』が引き合いに出されるが、正直全然似てない、というか何の映画にも似てなさすぎて不安になる（あえて言うならカルロス・レイガダス？）。

もう一本観た『胸騒ぎ』。序盤は、この時点でもさっきよりは不安が薄れてて、改めてさっきのは何だったのだ！？とムードを引きずっていたのだが、こいつ、凄まじくファニゲってました。ハネケの。『ファニーゲーム』してました。マジで油断しないでね。この胸糞系に耐性のある俺をして、「気分変えないとやってられねえな…」と思っちゃったぐらい胸糞。

一杯引っ掛けてから、初めて文化浴泉行こうと思ってたら、もうどこの居酒屋も深夜営業しておらず、文化浴泉は文化浴泉で、人が溢れすぎて靴箱も塞がってるという。大人しく家に帰って、これから『フォールアウト4』再開します！