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毎朝バスケをやっている近所の公園で、同じ時間帯にゲートボールをプレイしている老人たちがいる。バスケはフープがあるので、よほど混んでいない限り、他のスポーツをプレイしている人たちがそこに近寄ることは滅多になく、バスケットのコートと、彼彼女らセルフで確保するゲートボールのフィールドは、お互い不可侵であるという暗黙の了解がある、と思っている。

そのゲートボールのフィールドが、少しずつ大きくなっている。

繰り返すが、このフィールドの大きさを決めるのは、件の老人たち自身である。四隅に杭のようなものを打ち、白い紐を使って作る矩形なのであるから、当然面積は変わらないはずだ、と高をくくっていた俺の目の前で、徐々に広くなっている。

一番イヤなのは、このいい歳したおじさんが、たかだかそれしきのことで老人たちと揉めることである。なんとか回避するために出来ることがあるなら、なるべく厭わずやりたいと思い、手始めにゲートボールのフィールドの作り方と大きさのレギュレーションを調べてみようと思っている。詳しい人がいたら教えて下さい。

夜は崔洋一監督作『血と骨』。すこぶる傑作で、思わず居を正した。最初、ビートたけしに関西弁が似合わないなと思い、ミスキャストを疑ったが、終わった後はこれ以上の人選はないと確信した。メイキングで監督がスタッフを殴っているシーンが映っていて、創作と暴力について思いを馳せる、など。

MCATM

@mcatm

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