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休み。朝からバスケ。あまりの暑さに一時間で汗だくギブアップ。膝も痛くなってきたし。発汗と同時に熱を持った身体を冷やすため、水風呂に浸かりながらアイスカフェラテを飲む。少しだけ節制しているので、2kg弱体重が落ちた。

アダム・マッケイ『ドント・ルック・アップ』

普段はあんまやらないんだけど、今日は落ち着いた気持ちで残務を処理。すげえはかどる。ドキュメントを書いて、面接の連絡をしていたらもう昼。Netflixで『ドント・ルック・アップ』を見ながら食事。三年近く泳がせてしまったのは、2時間23分という上映時間に恐れをなしたので。もちろん、2時間半ぐらいは平気なんだけど…でもねー。ところが大傑作、俺はかなり好きだった。

巨大な彗星が地球に落下することを知った科学者がアメリカ大統領に対策を進言するも、誰も真剣に受け取ろうとしない。人類最大の危機とも言えるような状況下でもなお、今と同じようにバカみたいな日常を維持し続けようとする人々を見ていると、何一つ重要なことに取り組もうとしない現状の異常さが浮き彫りになってしまう。

まんま日本で起こっているようなこと、特にこの都知事選の狂乱に似たバカバカしい日常が繰り広げられている、アメリカでも。彗星が地球を破壊するまであと6ヶ月という状況でも、自身の選挙戦や、芸能人のスクープ、携帯電話で如何に儲けるか、みたいなことにうつつを抜かし続ける。

そんなバカバカしい現実に背を向けて、自身の信じる道を進もう、と思ったところで、人類が滅亡し、自分も死んでしまうのであれば仕方がない。自分の正しさを証明してくれる人もいない。だから、諦念すらなんの助けにもならず、向き合うことだけを要求される辛さ。その辛さは、現代を生きる我々にも牙を剥く。

良く出来た脚本、切れ味の良い編集。それだけで成立しそうな映画に、レオナルド・ディカプリオジェニファー・ローレンスという素晴らしい俳優や、ヘレン・メリルジョナ・ヒルケイト・ブランシェットといった手練れが更に命を吹き込んだ。ディカプリオのブチギレ演技とそれを映したカメラワークも、画面から飛び出てくるんじゃないかと心配になるほどだった。監督は『俺たちニュースキャスター』のアダム・マッケイ。なるほど、と合点がいった。


夕方、塾帰りのむすこをピックするために、妻と松陰神社。すごく居心地の良いカフェで時間を過ごすと、良い感じの古着屋を一件舐めてから、三人で帰宅。饂飩を食べた。

MCATM

@mcatm

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