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25Mar2025
  • 青葉市子の新作『Luminescent Creatures』を愛聴してる。元々「本物!」の圧が強くて(特にファンコミュニティからの)、あまり入り込んでいけない感があったものの、フォークロアと日本的な歌唱へのアプローチの塩梅が良く、悪いはずはない。自分の好み的には、本作がベスト。このMVのビジュアル、というか世界観はあまり好きではないが、タル・ベーラオマージュ(『サタンタンゴ』と『ヴェルクマイスター・ハーモニー』の露骨な引用があります)は嬉しい。

  • Alex Ross PerryによるPavementの映画『Pavements』の公式予告編が出た。

    …で、つまり、どういう映画…?このパイロット版(?)に当たる『Range Life: A Pavement Story』の予告観ると、ジョー・キーリーがSMのモノマネめちゃ上手いのを確認は出来るんですが。

    Wikipedia観ると、劇中劇(?)『Slanted! Enchanted! A Pavement Musical』の概要が記してあって、それでより混乱。とにかく、Pavementファンとしても、日本ではあまりに紹介が足りていないAlex Ross Perryの新作公開を待ち望む者としても、日本公開希望。混乱したまま死んでいくのは嫌すぎる。

  • 『侵入者たちの晩餐』観て、菊地凛子の凄さに圧倒される。貧しくて、いつも疲れており、明確に鼻が赤くて、前髪を気にしている。実在感すごい。

  • むすこの小学校卒業式が終わった。あの小さな子が、学年でもトップクラスで高身長の男子になってて、感慨深さの中に否が応でも叩き込まれることとなる。

23Mar2025
  • 井の頭公園を散歩しながら妻と話す。最近、家族で昔のイカ天を観て、何がダサくて何がダサくないのか、積極的に話すようにしている。一方で、人のことをダサいと腐しておきながら何もやらない奴より、ダサくても打席に立った奴の方が100倍すごい、という話もしないとダメだよね、教育的には、ということを何度も確認している。

22Mar2025
  • 結局、初アラン・ギロディは、『ミゼリコルディア』だった。すごく面白かった。ぼかしが入ってると成立しないタイプの生殖器ギャグがあって、それが観れてよかったなーと思う。ただ、基本的には、ヒッチコックタイプのサスペンス。主人公が明確に行き当たりばったりの人で、それ故に無軌道で理解できない。俺には、こいつがわからなかった。

    ガイ・マディン『アークエンジェル』は冗長の極み。健忘症なので冗長になる。同じ過ちを繰り返し、とんでもねえところで物語が終了した。仰天した。全体的に間違っているが、芸術に正解など必要ないでしょ?

21Mar2025
  • 今日は、ガイ・マディン『アークエンジェル』と、アラン・ギロディ観る!ギロディは、何が上映されているかも知らん!とにかく観る!

  • スパーズで、マムケラシュビリが爆発したと聞いて、ちょっと嬉しい。バックスにいた時、いい感じだったので。

  • 仕事帰りに、新宿武蔵野館でショーン・プライス・ウィリアムズ『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』を鑑賞。サフディ兄弟のみならず、アレックス・ロス・ペリー作品の撮影をほとんど手がけていることをすっかり忘れていた。タリア・ライダーの魅力が爆発しすぎて、冒頭、鏡の前での歌唱の時点で完全に元取った気分になった。

19Mar2025
  • キリル・セレブレニコフ『ザ・ステューデント』を鑑賞。

    突然、ファナティックなキリスト教信者になってしまった主人公、という「状況」が唐突に切り取られる。都合良い聖書の切り取りをパッチワークのようにして構築される主人公の行動同様、この状況も「文脈ゼロ」の姿勢として描かれる。聖典の後ろ盾を得て邪悪なガキと化した主人公の暴論は、一般人の嫌悪と得体の知れぬ羨望を呼んで黒い光を放つ。彼は、性教育を、進化論を、教会を、悪し様に批判して溜飲を下げる。まるで聖書の効能と欺瞞をテーマにしたコンセプトアートのような風情を感じたのだが、そんなものをここまで引きのある物語に仕上げたのは流石の才能だと思いました。

18Mar2025
  • いつの間にか、ステートメントが積み上がっている。そんな石碑のような状況を目指して。

  • 今日は、例えば炎の単独(正確には、エレガンス、傀儡兄弟とのスリーマン)配信を観ました。「田上が1秒喋って、タキノが20秒喋る」スタイルではなく、田上がすごく頑張ってたのでよかったです。