ライブの日?当日が朝からむすこの塾の日で、いつも吉祥寺に送るのが習慣になっていたのだが、ライブの準備をするかどうか迷っていた。完璧な演奏準備。だけど、妻と星乃珈琲店のミニパンケーキを食べながら考えを整理する方が良いと判断し、そのまま何冊か文庫本を買うと、ハードオフでファミコンカセットを物色。おにまるで買った握り飯を家で食べてからしばし午睡の末、ライブ会場の吉祥寺NEPOへ。
そのまま若い人たちのリハを全部見届け、勝手にストーリー汲み取って盛り上がると、ど頭でしっかり若者たちを鼓舞するしかないと心に決め、カセットテープを流しながら演奏。カレー食いながら若者たちと大いにおしゃべりし て、満足して帰路についた。
人間が丸くなりすぎているので、全バンドに話しかけ、絶賛し、とても良い日だった。後で会社の人に話したら、まるで一日の話とは思えない、と言われた。一番人生を満喫しているおじさんだろう。
俺が一日中betcover!!を大声で歌いながら仕事していると、帰ってきた妻が町田康を読み始めて、もう我が家はそういう世界。
木村萌那選手って初めて知ったんだけど、これはすごいっすね。正直、相手の選手に可哀想な試合になっちゃってた。ジャブのように脚使って、パンチも正確かつ強力という。それ以上に、リズム感の良さが際立ってて、”悪魔王子”=ナジーム・ハメド思い出した。試合観るのが楽しみな選手、本当に久しぶり。
いよいよ誰か、トランプに本気で関税の仕組みについて教えてやった方が良いのではないかね。それで救われる魂の数は、下手したら億超えるのでは?
『アイアンハート』だけどさ、面白いんだけど、あれ、大丈夫そ?ガッツリスーツ見られ てるんだけど、大丈夫なのかね。
ライブが近いのと、録音+PV制作で追い込まれているので、ここに書くのも二週間ぶりになってしまった。少しずつでも毎日書こうと思う。
昨日、スチュアート・タートン『イヴリン嬢は七回殺される』を読了した。惹句にある通り、濃密な「館ミステリー」が、「タイムループ」と「人格転移」というSFモチーフによってガッツンガッツンに蹂躙されているという驚愕の書。非常に面白かったが、毎回制作者が俺のために拵えてくれていることで有名な『ブラックミラー』のあるエピソードと骨格が非常に似ていて、それが妻の癪に触るらしい。おすすめ。
昨晩レコーディングしたドラム素材を編集。やっぱ俺はダブルドラムに強烈な憧れがあるっぽ い。奇しくも今日、Tortoiseが来日ライブやってたらしいね。Fabiano do Nascimentoも来てたと聞いたぞ。俺の錆びついたアンテナよ。
深夜のStudio Noah。10分も早くスタジオ入りを許してくれる若い店員さんに感謝を伝えたら、「大丈夫っすよ。夜なんで」と笑顔で。すげえモテると思う。
10日も書かないでいたら、ブライアン・ウィルソンが亡くなってしまった。
子どもの頃から、『サーフィンUSA』などの代表作を聴かされてどハマりしたのに、自然な流れとして飽きがきて、くだらないものだとみなす反抗期を経て、やっぱり好きなんだよなーと学生時代を過ごした後に『ペットサウンズ』を見出す流れ。みなさんにもあるでしょう、こういうの。出会った時から天啓のように入れ込んでしまうものではなくて、ゆっくりと染み込んでいて、いつの間にか離れ難いものとなっているもの。ブライアン・ウィルソンとビーチボーイズは、僕にとってそういうものでした。
特に、drawing4-5の録音活動が一番活発だった時期、自分やメンバーの家に集まり、色んな先駆を想起しながら楽器をこすって試行錯誤 する時間、その理想の一つにブライアンも当然いて、自分なりの『ペットサウンズ』をアウラのように追い求めていた。それは今も相変わらずで、これからもずっと自分なりの『ペットサウンズ』を、自分なりの『Madvillainy』や、自分なりの『Cobra and Phases Group〜』、自分なりの『No, Sir』、自分なりの『Sung Tongs』、自分なりの『Live in Chicago, 1999』を求め続けるのと同じように、追い求めるのだろうし、その限りにおいて、これはカマトトぶってる訳でもなんでもなく心の底から思うのだが、ブライアンは俺の中で生き続ける。生に永続的な意味を見出すのであれば、改めて、完全なる他人の「自分なり」となるような何かを生み出す行為の中に見出すであろう。
俺は、死ぬほど、Alex Ross Perryの『Pavements』が観たいので、日本の配給会社のみなさん、どうかよろしく!
MUBIに再加入するという手もありそうだが、どうしても日本語字幕で観たいんだ。Joe Keery演じるSMが、なんでロラパルーザで信じられないぐらい呂律回ってないのか知りたいんだ(カットされたっぽいけど)。
このサントラ、ここ数年のPavement関連の音源で一番興味深い。やっぱり編集感覚優れた人がやると違う。
https://pavement.bandcamp.com/album/pavements-original-motion-picture-soundtrack
新宿で『ガール・ウィズ・ニードル』を観てから、夜に吉祥寺でコラージュ映画『ORLIK』を観るまでの数時間が空いたので、松本哉さんの『世界マヌケ反乱の手引書』を読んだ直後ということもあって、高円寺の空気を浴びに。
ずっとスカされてた小杉湯にようやく入り、Dig a Hole Zinesでジンを一冊買った(セルフレジ!ちゃんと2000円入れた!)。
映画も良くて、良い一日。
Arrrepentimientoとしてソロセットで臨んだ昨日。前回、2024年9月のライブが30点だとしたら、20点ぐらい(…)の出来だったのだが、弛まぬ努力が必要なのは永遠。楽しかったです。観に来てくれた方々、ありがとうございました。
久々に俺が一番の若輩者という環境での演奏だったんですが、如実に出たね、差が。sttさんも着実にライブ慣れして、そもそも曲がおもろいのが前面に出てきた感じ。山田民族さんは、始まってすぐに妻に「俺は将来こういう音楽だけ作っていきたい」と伝えたぐらい、憧れのシンセ使い。二人ともプレイヤーとしての懐が深くて、なんか、本当、清々しく「敵わねえな!」と思った。俺が一番、Ordinaryだった。歌詞に、「Taken me far from the ordinary」とあるのに!阿佐ヶ谷mogumoguもすごく良いスペースだったな。中国のインディー音源が大量に並べられてて、小物もキノコ中心の愉快なこだわりが伺えるもの。特別なスペースにいると、特別な気分になってくる。
つうことで次回、7月19日にリベンジします!withマコメロジー&stt。がんばるぞー!
色々段取 りが上手くいかず、仕事も遊びもやり損なって、とほほってなっていた夜に、観れるからという理由でたまたま入った『デビルズ・バス』がかなり良い感じの渋いホラーで大変満足した。