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今日は一日オフで、朝からMyFFF 2024の短編作品を三本。血の繋がらない娘を連れて、離婚した両親に会いに行く『カナダでの暮らし』がかなり良かった。30分弱でここまで複雑な感情を、ユーモアを交えて描くのはほとんど職人技だと思った。監督はフレデリック・ロセ。

その間むすこは中学の過去問にトライ。算数はまだまだだが、国語の成績が意外と良くて一安心。ちょっと勉強のやり方を把握したらあっという間に伸びそうな雰囲気を感じた。毎月新聞を書いているのが効いてるはず。今日も『ポップスが最高に輝いた夜』の余波で、色んなアーティストの映像をザッピング。結局、三人ともJourney「Separate Ways」が脳内ループ再生の一日。死ぬほどダサいが、死ぬほどいい曲。

「We Are The World」のおかげで、むすこのハマっているボーカルスクールの歌唱動画を、俺がなんでダセえと思っているのか伝えられて良かった。あの動画はアスリートの動画で、音楽とは歌唱とは芸術家のものなのだ、という話。アスリートの世界観には、ボブ・ディランの歌唱が入り込む隙はないのである、ということを伝えながら入浴してた。

夜はPrime Videoで配信終了間近だった『プリズン・エクスペリメント』に、手汗が止まらない。これはホラー映画なので、もっと雰囲気のある映像を演出できる人が監督していたら、もっと完成度は高かったに違いない。が「これは現実」なのだ。テレビのドッキリ企画とか、「過激」なドキュメンタリーで、人の尊厳が奪われるような場面を目にすることがある。その度に「ドキュメンタリー制作者の心構え」として想田和弘監督が話していた内容を思い起こす。ドキュメンタリーは、取材対象の未来にまで影響を及ぼすが故に、一生ケアしていく覚悟が必要である。実験中の精神状態や事故についてはもちろんだが、後遺症やその後の人間関係についても、大きな責任が生じることを忘れてはならないと思う。ジンバルドー教授は、その後10年以上、被験者との対話を続け、後遺症が残っていないことを確認しているとのこと。

MCATM

@mcatm

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