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小学校の防災訓練でむすこを引き取りに行く。世田谷区の公立小学校。今日みたいに日差しの強い日に入ると、光が差して気持ちの良い環境だなと思う。どこに居を構えるべきか、こういう公共施設の充実についても考慮に入れるべきだろうな、と、うちは成り行きでここになったわけだから偉そうなことは言えないけれども。公立中学は、ここまで良い施設ではなかった。

Pythonに手を入れたりして午後を過ごす。Python環境の構築しづらさはなんなんだろうな。PHPだって大層なこと言えないけれども、それにしてもこのコマンド群、絶対に忘れる自信あるよ。


ジャン・ルノワール監督の『ピクニック』。41分の未完作だとは知らずに観て、叙情溢れた良い作品だと思った。ブランコを揺らすシルヴィア・バタイユ(バタイユの夫人だったのか!)の溌剌とした無邪気な美しさが、草むらで口説かれながらどんどんと薄曇りになっていくのが、この一家の「ピクニック」を脅かす雨雲との対比になっていて、観客の気持ちに染み込んでいくよう。悲愛物語の類型みたいな映画ではあるが、力強い表現は時にその凡庸さを凌駕する瞬間があるのだと心しておかないといけない。草むらに倒れ込んで流す一筋の涙の複雑さよ。

MCATM

@mcatm

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