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今日の一枚:Jerskin Fendrix - Poor Things (Original Motion Picture Soundtrack)

ランティモス新作の予告編で聴いて、どう考えても悪くなるはずがない音楽だな、と本編そっちのけで気になっていたサントラ。先駆けて去年『Winterreise』は聴いていたんだけど、ちょっととっ散らかった良さから、グッとコンセプトを絞り上げて制作されたんだろうと想像させられる本作。弦楽器の電子音楽的な加工アプローチとして相当刺激的な作品で、今後重要なリファレンスとなりそう。あれ、電子加工と思わせて、実は人力よね?興味は尽きない。

前作を観たまま放置していた『エクスペンタブルズ2』。80〜90sアクション映画のスマブラみたいな趣きは加速、というかなりふり構わなくなってきた。ランボー=スタローン、ターミネーター=シュワちゃん、ジョン・マクレーン=ブルース・ウィリス、といったロートルアクションヒーローの大味な晴れ舞台を、ガチの現役世代を代表して俺たちのジェイソン・ステイサムがお膳立てしてみせるという素晴らしい接待映画。俺も接待されている。シュワちゃんに関しては登場シーンが全てターミネーター絡みで茶化されてて、「溶鉱炉で溶かすぞ」も爆笑したけど、やっぱ「戻り過ぎだぞ、俺にも戻らせろ」がたまらんかったな。そんなシュワちゃんも「イピカイエ」返したり、ありがてえありがてえ。内容は、もうあらゆる面で、全然ワイスピに敵わないんだけど、全然いいよ、全然。ドルフ・ラングレンのインテリ落としもゆるくて良い。

しっかし、チャック・ノリスから魅力感じたことないな、と。改めて。

MCATM

@mcatm

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