Post

エバース単独『末締め』を配信で買って、60分漫才を堪能していた。いくつかの漫才を数珠つなぎしたような構成で、ゆるい部分も心地よかったし、全体を通して60分の流れに必然性がある構成になのが効いていた。いいよな、エバース。神保町が本拠地なんだから、きちんと生で観ておくべきだと思った。

『荒野の千鳥足』って、邦題が150点だよなー。他のどんなルールよりも、俺がおごったビールを飲み干すという掟が優先される街に迷い込んでしまった教師が、破滅していく物語。みんなただただ野卑なだけなんだけど、もう戻れない雰囲気が充満していて恐ろしい。終盤で決定的に追い込まれ、狂気に片足を突っ込むところの描写が凄まじいカットアップの連続で、実際、俺も狂ってしまったのかもしれない…という思いに沈んでしまう名演出だった。

MCATM

@mcatm

もっと読む