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出社日。オフィス着いて、会議一本終わって、しばらく仕事して、新人歓迎会。『PERFECT DAYS』の話をする、など。

全然悪くなかった『マダム・ウェブ』。確かに酷いところもある。特にペルー行きの件。「ちょっとそこら」に出向くような雰囲気で、アマゾン奥地の秘境に着いてしまった。そこに待っていたのは、クモ人間…!と思ったら、密林というよりは六本木辺りに生息してそうなおっさんだったりして、何だったんだあれは。あまりにインスタント過ぎないか?という演出の数々に、これはもしかして…と薄々感づいてしまった。これ、マダム・ウェブのことを描きたい作品ではないわ。

マダム・ウェブことキャシーが守ろうとした三人組。その成立を丁寧に描いた「何かの前日譚」という建付けの、シスターフッド映画。それがこの映画の正体でした(ちょっと話逸れるけど、これを「マーベル初の本格ミステリー・サスペンス」とした日本の宣伝、何のつもりだったのか。ミステリー要素ゼロでした)。そういう意味では、最初から最後まで胸高鳴る展開の連続でしたよ。シドニー・スウィーニー、イザベラ・メルセードも素晴らしかったけど、初見の(『ゴーストバスターズ/アフターライフ』に出てたらしいけど)セレステ・オコナーが最高でしたね。

悪くなかった『モービウス』の時も思ったけど、ソニーのマーベルものを必要以上にこき下ろす風潮って何なんでしょうね。少なくとも、観に行って損はない佳作でしたよ。

MCATM

@mcatm

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