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朝、バスケしてから洗濯物を干し、よし行くかと奮起してむすこと床屋に赴き髪を切る。家に帰りパンを食べた後、サウンドコラージュを黙々と作り続ける。Aサイドは完成かな。ハプニング的な要素もあるので、あまり作り込みすぎない方がいい、なんて言いつつ結局一週間かかってしまった。Bサイドはあえてライブ直前に録音してみることにする。

寝床に入って佐藤究『サージウスの死神』を読む。生と死の問題を、極めて大きな視点で「ギャンブル」として捉え直したような物語で、単純に小説としての面白さだけで言えば前に読んだ『QJKJQ』の方が上だが、クラクラするような邪悪の気配がある。特に終盤、「処刑機械」の構想を語られるシーンは、ノワールの極みたいな趣があって興奮した。暗い地下カジノの話が、太陽に収束していくなんて美しすぎると思う。


「大ヒット映画のドラマ化」や「大ヒットドラマの映画化」で、何度も何度も煮湯を飲まされてきた(たまには良作もあるけど)我々としては、期待はしているけど超不安案件だった『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』だけど、第一話を観る限り安心そう。何より、冒頭の厨房アクションがキレキレで。何度も言うが、『1』は伊澤彩織さんのポテンシャルで成立してしまった作品で、『2』が劇場映画としてのスタートラインだと思ってる。そういう意味で言うと、『エブリデイ!』や『3』では『2』以上に髙石あかりさんの重要度が増している、というのが俺の見立て。少なくとも『エブリデイ!』第一話を観る限り、ほぼ完璧に期待に応えていると思う。「自炊」という新たなキャラが加わったのも楽しくて良い。

安易なJ-POP起用、安易なアニメ起用には断固としてノーと言い続けたいが、『ベイビーわるきゅーれ』はそもそもの世界観がJ-POP、アニメのそれのカリカチュアであるわけだから、全く違和感がない。自然と受け入れられた。

MCATM

@mcatm

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