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カセットMTRを手に入れて、家の模様替えも済ませたし、夜は家にある機材で音出しの実験を続けている。00年代に死ぬほど見た、即興電子音響みたいな真似事は簡単に出来る。勘所も知ってる。しかしながら、そのままでは楽曲と適切にミックスすることが出来ないので、ひとしきり音を鳴らした後にアレコレ考えながら『白い肌に狂う鞭』を観ていた。今日は、Organnelleのパッチを試しながら、いくつかのペダルを通して、一旦MTRでカセットに録音したものを、再度Landscape HC-TTで再生してループさせる、みたいな試み。こうすると、確かに魅力的なノイズが鳴るのだが、悪しき偶然しか存在しない。HC-TTでのアウトプットのイメージは良かったので、コンポーズしたシンプルな構造を1〜2トラックぐらいで録音してみることにする。こう考えると、改めてPan Sonicって偉大だったな、と思う。ずっと間違え続けたい。

『白い肌に狂う鞭』は、マリオ・バーヴァによる傑作スリラー。色と構図の素晴らしさ。怪奇とサドマゾ趣味の物語も切れ味が良くて、さすがの傑作だなと思う。「白い肌」に牙を剥く「鞭」の軌跡と傷跡があまりにビビットだったことを記憶にとどめておきたい。

MCATM

@mcatm

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