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月曜日。久しぶりに朝バスケ行けて嬉しかった。もう大分暑くなって、図らずも有酸素運動になった。昼には食事しながら『バッドキッズ』。すべての展開を知っているはずなのに、なんでこんなに驚いているのか、それは、翻案があまりに大胆だったからですね。速度は損なわれ(そらそう。『ゴールドボーイ』は2時間、『バッドキッズ』は全12話)、解像度は上がっている。今日観た第五話では、東昇の出演はなしで、ひたすら朝陽父の再婚相手の執拗な行為にスポットを当てていて、これ映画では前日譚としてほぼ触れなかったところ、もしくは、役柄が分割されているが故に発生しているイベント。妻が「これ、どうやって解決するの!?!?」と心配していたが、いやいや、これはアクロバティックな解決をするのですよ…。ただ、それが本当にそうなるのか、全く自信がないのである。

ビックリするぐらいポリティカルだった1968年の日本映画『昆虫大戦争』を観ながら、PV制作のためのコラージュの準備。グリーンバックのために布まで購入し、これ、上手くいくのかね、金ドブに捨てたかな…とか絶望的な気分になっていたが、After Effectsに落とすと、いやー見事に抜けるもんですね。感動。スクリーンでは、あれほどオッペンハイマーが危険視していた水爆がパラシュートで放り出され、それを血眼で探すアメリカ軍が批判的に描かれる。適当なちょいエロインサートかと思っていた前半の水着美女が、とんでもなく重要な役割を担っていたりで油断できない。「大戦争」と煽る割には、昆虫は地味なムーブを繰り返し、どちらかと言えば「大戦争」しているのは人間の方。狂っていく黒人兵が日本語ペラペラなのも凄いけど、本当に狂っているのか、麻薬中毒の戯言なのかを確かめるために、故意に昆虫に刺されるという決断を下す科学者の狂気もなかなかのもんだった。ラストは本当に身も蓋もなくて口あんぐりでした。

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