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むすこが勉強を面白がってくれるよう、色々とテコ入れ。毎日、ドリルの断片を渡して解いてもらい、その結果をトラッキングする。同じドリルを何度も解くことで、考え方に慣れていく。みたいなことを考えていたんだけど、やっぱり上手くハマるか不安で。そんな中、「満点を取ったドリルは、自分で燃やす」というアイディアの受けが一番良かったのは笑った。


『フォールアウト』観終わったので、A24『THE CURSE/ザ・カース』の視聴を開始する。エマ・ストーン主演・プロデュースで、ずっと観たかったやつ。完全にエコロジカルでサステナブル、誰も取りこぼさない(「敗者はいない」)住宅を試験的に販売している夫婦の物語。完全に善人のイメージ戦略で売り出しているが故に、現実とのギャップに耐えられなくなってくるやつと想像。カメラの前で100ドル紙幣を寄付しておいて、後で両替して呪われる展開とか、小便シーンをバッチリ映して「何の意味があるんだ!?」と思わせてから、バッチリ意味づけしてくる脚本とか、初っ端から相当オフビートに淀んでて期待に300%応えてくれる。


夜はニコラス・ローグ『赤い影』。死んだ娘の赤いレインコートが、主人公とその妻の前に現れ、妄想と現実の境がつかなくなってくる。そこに来て、盲目で霊感の強い女とその姉が、主人公の危険を予言してくるもんだから、妻の不安がさらに高まる。編集で揺さぶりをかけてくる映画で、基本ゆったりとしたテンポの中、急にえげつないスピードを出してくるのでぎょっとする。ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティの濡れ場が有名だが、何故か音楽が超弛緩し、尺も無駄に長いので、『ゾンビ』の中盤みたいに引き伸ばされた時間として楽しめる。そもそも時間軸と空間を歪めたような映画だし、ラスト付近の唐突さと無意味さも丁度良い塩梅だった。

MCATM

@mcatm

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