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いつかきちんと話さないと、と思いつつ、いくつかの映画を一緒に観ている中で少しずつしか話せなかった「性の問題」を、今日むすことしっかり話せた。しかも、むすこから話してきた。その時、『87分の1の人生』とか、昨日観てた『アルフィー』の話が出てきたので、少しずつでも話していたことがきちんと結実したんだな、と、毎日きちんと向き合うことの大事さが改めてわかった。心がけていた行動に、きちんと結果が出てくると嬉しいもの。

改めて、「相手のことを絶対に傷つけないこと」「子どもを持つ覚悟ができるまでは避妊すること」。この二つだけは絶対に守るように、それさえ守れば、大いに恋愛と向き合うのが良いと思う。この時期じゃないと楽しめないことっていうのも、絶対にあるし。


睡眠不足なので短編を2本観る。森岡龍さんの『プレイヤーズ・トーク』は、映画や俳優業に携わる人の「あるある」的な小品かと思っていたら、突然熱量の高い一人芝居が始まって、「どした?」ってなる。これだけの熱量があるなら、この前観た『北風だったり、太陽だったり』もよかったことだし、本格的に長編撮って欲しいなあ、と思うし、10年以上ずっと言ってる傑作『ニュータウンの青春』も観れるようにして欲しいなあ、と思った。森岡さんにはやって欲しいことがいくつもある。

その後何気なく観た、『前日譚』(タイトルが意味深)という芸人の解散を描いた短編も、非常に良かった。小劇場でも手応えないまま、オードリー・インスパイアードな漫才を繰り広げていた二人。ネタも書いているツッコミ担当はとんでもないゲラで、相方の言動がいちいちツボなんだけど、結局それが正しい評価なのかをジャッジする存在が誰もおらず、ただただ苦しくなっていく状況がたった12分の作品とは思えないぐらいじっとりと丁寧に描かれている。ツッコミ担当の発言に相方はほとんど反応せず、これも単に感度の低いやつなのか、それとも圧倒的に力の差があるのかすらわからない。その「評価保留」状態の苦しさ。音楽さえメリハリあればなーと、そこが惜しかった。

MCATM

@mcatm

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